さて、グランドオープニングとは言いましたが。具体的に何をするかと言うと、PCとNPCの顔見せです。
ふむふむ
そんなわけで、そんな風にシーンを4つ(マスターシーン含め5つ)展開させますんで、お付き合いお願いします。侵食率とかしちめんどくさいものナシで。
了解でやんすー
準備よければ変身をば。
了解です! 侵食なしはとってもうれしいですね・・
シーンの順番は恭平くん(連理くん同伴)→クララ→バジル(連理くん同伴)→連理くん。
連理くんがたくさんいる
つまり、若者過労死計画!
止めろwww
顔を売っておかないと
それでは、えーと
「残念だがそれは残像だ」額にナイフが刺さりつつ
「世界は変わる。私が変える」
開始します。
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グランドオープニング1
シーンプレイヤー:神原 恭平 登場プレイヤー:平谷 連理
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……世界は、回る。日常も、回る。
教師「転校生だ。平谷 連理くんと言う。仲良くするように」
完全に慣れた感じに、教師は転校生を紹介した。
今日もいつものように変わらないはずの一日だった。
クラスメイトもまた、完全に慣れた様子で転校生を見ていたし、彼が席に座るまでの間も気さくそうな声を飛ばした。
「よろしくおねがいします」
……ここまでは、それでも。これもまた、ある意味では日常の一つであった。この街で転校生など珍しくない。
教師「席は……あー、神原の後ろがあいてるな。とりあえずそこで」
FHの学生が現れたり、居なくなったり、現れたり、居なくなったりですね、わかります(こくこく
だからこそ。この一日があの著しく変わる日々の幕開けに過ぎない、そんな事すら何も思いもつかなかった。
UGNの学生だって現れたり居なくなったりしてるよ!
そんなわけで恭平君。……転校生の席はキミの真後ろである。そして、ホームルームが終わりしばしの休み時間だ。
「よー。てんこーせー」
がたっとと皆が珍しさが消えたそんな瞬間に声をかける。
……しかし、特異点たる君のそばの席っていうのは多分、転校生とか諸々の吸い寄せられる位置な気がしてきたぞ(何
「なんですか?」ぴくりと片眉を上げて読んでいた学生手帳から顔を上げる
「いや。お前弁当じゃねぇなら学食だろ。場所知ってんの」
「早めに行かねェとめぼしい物ないぞ」
千尋「うわっ、台詞取られた!」
「そう言えば知りませんね」
……恭平くんの隣から声が上がった!(何
「なんだよ。ちーさま。虎視眈々と転校生に学食の場所を教える隙をうかがってたのか」
「許さんぞ!数少ない俺の親切を提供できる場所なのに!」(うるさいよ
転校生を放置して言う俺!
「だって栄養とか活力とか的なものがいまいち足りてなさそうだったからさー。誰だってそーする私だってそーする」
「こう自分で言うのもなんですが、こんな陰気な転校生に声をかけるとか、君達も物好きですね」嘆息する
「あとちーさまは無い」
「転校生初日ででハッスルしてる奴なんててKYかなんかその辺だよ!」(何
「じゃあ…千様?」
千尋「まぁともあれ、昼休みは学食連行ってことで……っと、自己紹介まだだったね、私は千尋。和泉 千尋。だから和泉とか和泉さんとかでいいから」(何
「それもそうですね、なら君の数少ない親切をお受けするようにしましょう」
「名前抜かれて湯治場でがんばってるひとじゃねぇの…?
あいた、と言いつつ。立ち上がる
「ああ。神原恭平な」
「確かにそういう映画がありましたね。和泉さんに神原君ですか、よろしくお願いします」
千尋「んー……まだ堅い感じだけど、まー初日なんてこんなものか」
「和泉さん宜しくお願いします!」キリッ。
「これが僕の素なんで、堅いとか言われても困りますね」
「そーだそーだ」
千尋「ああっ、もう、秋穂もこの生物放し飼いにするなって言うのに。ツッコミ疲れる」
「ハハハ。褒めるなよ」
まんざらでもなさそうに。
「何事も度が過ぎれば嫌われますよ?」
千尋「あーもー、おーけーおーけー。転校生はお堅いのが素で神原は神原で……うわっ、私の位置疲れそう」
「他人に干渉しすぎだと誰かに言われた事ありませ……」
千尋「何でこんな席順になったんだ一体ぜんた……」
すっと顔色が悪くなって俯く
「馴れ馴れしいとか呼ばれてちょうどいいぐらいじゃね。バランス的に」
千尋「えっ、どうしたの?」
右手で口を押さえてしばらくしてから 「いえ、何でもありません」
千尋「……保健室の位置、教えておく?」
「………………まぁ。なんだ。せっかく近くの席に座ったんだ。出来る事なら手伝いするぜ。平谷君」
「ちょっと昔からたまに調子が悪くなることがあるだけです。一過性なので大丈夫です」
おどけた様子のまま。
「ならいいけど……っとやばい、そろそろ時間じゃん……大丈夫ならいいけど無理しないようにね」きーんこーんかーんこーん。
「ええ、その時はお願いします。遠慮せずに手伝ってもらいますよ。神原君」
「ま。和泉さんや。昼休みは転校生つれてランチいってきなさいや」
「あれ、神原は?」
「ま。な。クラスメイトだし」
「(なんで僕はあの人の事を今更思い出したんだ……)」自身の体調不良の原因を考えて
「今日は今お前さんがいった秋穂さんと食事なんだよ」
学食の場所提供だけならともかく、という視線。
「なるほど、それで今学食の案内をしようとしたのですか。数少ない親切を受け損ねてしまいましたよ、和泉さん」肩をすくめて
「これだからリア充は」
「ま、そういうことならよろしくね、平谷くん」
「そうですね、昼は親切な和泉さんにお願いすることにしますよ」
教師「あー、席に着きなさいー、朝っぱらから眠いのが始まりますよー」痩せてしみったれてるメガネが入ってくる。
「へいへい」
何かふてくされたように机から突っ伏して寝る。
和泉「じゃ、石崎がきたしまた後で」
「勉強は学生の本分ですよ(神原を見ながら)。和泉さんまた後で」
教師「あっと、そうだ和泉さんー、保健室の方から伝言ですが。先週休んだから健診まだですよね?病院紹介するから今度うけてきなさい、とのことです」
千尋「あ、はーい」
世界は、回る。日常も、回る……
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グランドオープニング2
シーンプレイヤー:クララ・フォン・ブランデンブルク
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さて、その健康診断ではあるが、こと黒巣市においては、潜在OVの監視においても現OVの管理においても、けっこーかなり重要な存在である。
そんなわけで、君もまたUGNお抱えの病院である斜藤医院においてその健診を済ませたところだ。
……この医院の院長である斜藤 善弥とは旧知の仲である。そんなわけで、色々情報漏れとかあるので防音仕様の院長室だ。
斜藤「クララくん、健診の結果でましたよ。体調も侵食率系統も異常なし。相変わらず健康そうで何よりです」
50過ぎた糸目の医者だ。善人オーラを醸し出す彼が斜藤 善弥だ。オーヴァードでもある。
「ありがとう。 お疲れさま」
結果の資料を眺めつつ 「支部長待遇になってから一層厳しく言われるようになったからね。これは少し誤算だったわ」
斜藤「……いや、うん、それは待遇が変わったからも確かにありますが、あなたの戦い方とかそのあたりがごにょごにょ……」(何
「・・・何か気になる点でも?」 資料から目を移して
斜藤「いえ、あなた本人が気にしてないならいいんですが」主にエフェクト使用量とかエフェクト使用量とか(><
きっと、サポートタイプの戦闘員が《ラストアクション》で支援かました話は黒巣UGN内で語り草になっている(何
斜藤「ま、どっちにしろこれからはこういった健診やらの健康管理も多くしていきたいんですがね……ワタシもこの都市で暮らして長いですが、最近の状況は心配したくもなりますから」
「そうね・・・。状況は一層厳しいものになってきているわ」
斜藤「騒乱の最大のタネであるFHにも……いい加減何かしらケリがついて欲しいところですが」
斜藤「……今のままでは」そういって俯く斜藤の顔は、何か思いつめたようなものに感じる。
「その意見にはわたしも賛成ね。内に不安があってはベストを尽くす事ができないでしょうから」・・「今までも、これからも苦労をかけると思うわ。わたしに限らずね」
斜藤「ベスト、か……」その呟きの意味を感じ取る前に
ノックの音。
30前半の男「ども、斜藤サン。オレの健診の時間そろそろだろー?……ってあれ、クララぽんいるし」
ぽん!w
顔なじみだ。
袁堂 倫一郎。君の顔馴染みのUGNエージェントだ。医療器具販売のダミー会社の重役をカヴァーにしている。
(えんどう りんいちろう)
「何か、具体的な不安材料で・・・ こんにちは。 袁堂さん、その呼び方はどうかとおもうけれど」
その縁で斜藤と仲が良い。君と馴染みになったのもその縁だが……
ため息をつきつつ 呼ばれなれてます?w
斜藤「ああ袁堂さん、任務で学校の健診受けられませんでしたからね、こっちでやってたんですよ」
うん、呼ばれなれてる。
袁堂「ぎゃー役得!この糸目役得ゲットしてやがる!」
斜藤「ちょ、ただの結果報告しかしてませんってば」
……まー、こんな男である。有能ではある、有能ではあるんだ。
大事な事なので二度・・w
「何を想像しているのか分からないけど、彼は役目を十二分に果たしただけよ?」
呆れつつ斜藤さんをふぉろー
袁堂「うん、あんちゃん知ってる。そんなわけで健診をー、ってそーだも一個」
袁堂「何か転校生また来てるらしいけど機材の発注数変更しなくていいの?“R”関連の検査も混ざってるだろ?たけーのあった筈だけど」
斜藤「ん、ああ……大丈夫みたいですよ、向こうでやってきたらしいですから。全部陰性らしいです」
「さて、わたしは邪魔しないように・・・あら、この時期に転校生?」
ぱらぱらと資料をめくって。
斜藤「ええ、平谷 連理くんというらしいですが」
後から覗き込みましょう ずうずうしいですけれどw
袁堂「まー、此処じゃめずらしいこっちゃねーだろ」
普通の非OVの人にやってるのと同じ健診結果やね。感染もない、って書いてある。
「びっくりするくらい普通・・・の結果ね。 こういう非オーヴァードが来る事は珍しくなくて?」
袁堂「……あー」
斜藤「……いえ、言わんとしてることはわかりますが」
袁堂「でも結果でちまってるしなぁ、偶然一般人がまぎれたのかねー。訂正、珍しくはあるけど問題は無いさ。多分」
棘のように小さな違和感くらいは多分感じていい・・ですよね その程度なので専門家に否定されると・・・ 斜藤さんは
専門家じゃないよこいつら!医療関係は専門家そこにいるけど、市民の管理は別のお役所の仕事だよ!(><
「・・・そうね。わたしも少し動きすぎなのかしら」
・・・ですよねー・・w
「変な事を言って悪かったわね。」 同じ学校・・・ではあるのですよね 設定上
袁堂「もう少しゆっくりでもいいんじゃないかい?……っと、悪いなクララぽん、そろそろオレ脱ぐから失礼してもらっても良いかい?」
「ええ、失礼するわ。 それと、その呼び方・・・!」
「そのうち何か報いに相応しい呼び方を考えて実行してあげるから。覚悟していてね」
斜藤「そもそも院長室で何を診察しろと」
冗談口調でそう告げてから 「ああ・・・斜藤先生」
袁堂「かっこいいのを頼むぜ!」さむずあっぷ
斜藤「はい?」
「そのようにはならないように留意させてもらうわ」 一転口調を変えて「貴方も、少し根を詰めすぎなきらいがあるわ。もう少しゆっくりして欲しい。」
斜藤「……」
斜藤「はは、善処しますよ」彼は、顔のどこかに疲れを見せつつも、いつも通りに、笑った。
「これは、友人として、そして前線に立つ一人のOVとしての嘆願よ。 後でハーブティーでも届けさせるから」
っと、失礼しました これで手を振って退出です;
斜藤「なんと、ありがとうございます」
袁堂「オレはー?」
黒巣市のUGNも随分な大所帯になった。それは、それだけ火種が多いということだろう。
君もまた、随所に存在する不穏な空気を敏感に感じつつも、今はただ、日常へと融けていく……
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グランドオープニング3
シーンプレイヤー:ベイジル・ブラックモア 登場PC:平谷 連理
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君はジャネッタと呼ばれる女のセルに派遣された。依頼人は“マスターマインド”である。
これまでのセルの主な行動は『調査と情報収集』。誰に対してのとは言わないが、中々イヤガラセめいている。
旧市街、開発計画から取り残された一角。とある雑居ビルの中にそのアジトはあった。
表の顔は探偵事務所ではあるが、その役割は最早果たしていない。
元は応接間であっただろうその執務室に君はやってきた。君が一番遅い入室である。
ジャネッタ「ごきげんよう、そしてはじめまして。“死神”さん」
上品なスーツに身を包んだ長い黒髪の女。遠目に見れば美人だ。遠目に見れば。
「はじめまして、レディ。あんたが今回のボスかな?」
「ええ、わたくしがジャネッタ=マクレーン。“朗々たる根本原理(クラリオン・アルティメータム)”とも呼ばれておりますわ」
飄々としたみこなしで、砕けた挨拶をする。
ちなみにこの女。
君と同じ程度の身長がある。
ほぅ。女性にしては結構なものだな
ジャネッタ「ともあれ、中へどうぞ。皆様集まっていますので」ガチャリと扉を開ける。
では、お招きに応じよう
扉をくぐる
……資料室と会議室がごっちゃになっているらしい。それなりの広さのある部屋だが、見事な散らかりっぷりである。その中に、合計えーと、5人の男女。
ジャネッタ「あちらはあなたと同じ境遇の某“ディアボロス”さん。こっちは情報担当の部下AとBとC……後こちらが――」
ジャネッタ「――“燃え尽きた者”」
「よろしく」
ぞんざいな紹介。
“ディアボロス”春日 恭二「……ふん」
部下ども「やー、どーもどーも」「…………こんにちは」「ん、まぁ適当に座って。茶ぐらいだすから」
「あんたらが今回のお仲間か。仲良くやろうぜ」
口元を笑みの形に歪めつつ、短い言葉を発する。
ジャネッタ「あ、ちなみにそこの部下A〜Cはあーだこーだの理由で戦闘のできない役立たーズですのでご了承を」
恭二「御託は良い。で、これからの作戦については?集まったら話すと言っていただろう」
「……そうですね、命を預けることになるのでしょうし、よろしくお願いします。この黒巣市でどれだけ命が持つのかは解りませんが」
「オーケー、オーケー。通信担当や情報分析も重要な仕事だ。そっちは任せるから、戦いは俺たちが担当しよう」
ふむ
「いかんね、お友達(バディ)。何を飲まれた言葉を吐いてるだい?」 連理に言う
ジャネッタ「あ、それなんですが……ええと、ベイジルさま。“マスターマインド”がこのセルについてどう説明したのかは知りませんが……ま、これから攻勢に出たい、と考えているのは事実なのですが」
「“MM”からは『俺のリハビリにちょうどいい仕事』って聞いてるが?」
「……僕は一度この都市で全滅の憂き目にあっているので。この都市のOV達は化け物揃いですよ」
本当はもう少し色々言われたんだろうけど、俺にとって大事なのは、俺に見合った戦いがあるという一点。
ジャネッタ「ええ、ぶっちゃけ、連理くんの見解にわたくしも賛成なのですよね……あんまりはっちゃけると捻り潰される、という点においては。ですので、戦いとしてもゲリラめいたものになるかと思います。規模は小さく、被害も小さく、ただし効果は最大限に。」
「ハハッ、化物ね。確かに色々いるって聞くな。しかしね、化物相手なら相応の戦い方があるってもんだ」
ジャネッタ「ターゲットだけは確保できてますの……こちらに『隙を見て殺したいヤツらリスト』がありまして、基本そいつらを叩きたいのですが」資料を君たち&恭二に渡す。結構人数がある。
「ボスはわかってるようだな。砂漠の海を渡るバカでかい地上戦艦相手に、真正面から挑むアホはいない。ゲリラ的に、上手く戦って引っ掻き回せばいい」
部下A「この街で派手に動くと剣とか銃弾とかペンギンとか色々飛んできますからねぇ……相応がある、というか相応にしなきゃいけない、と言うか」
「ほーぅ。また率直なリストを作ったもんだな」
名前からしてひどいわw
ジャネッタ「目下情報収集!やーんメンバー増えたのにやってること変わんない!」
ちなみに、資料の中には名の知れたオーヴァード、具体的にはPCとかの名前は全く無い。
「おいおいボス。情報収集は全ての基本だ。人が増えようが減ろうが、常にやり続けるのは当然だろう」
「多いですね。ベイジルさん。勝算はあるのですか?」
「俺の昔いた部隊“デザートミラージュ”じゃあ、平時であってもひっきりなしに情報分析官が走り回ってたぜ。どこもだいたい、そんなもんさ」
部下C「まぁ察してあげて。うちのボスもここでこんなことしてきた期間長いから、いい加減しびれ切らしてるの」>バジル
「やれやれ、我慢が足りないねえ。しびれを切らした方が負けるってのが戦場のセオリーなんだが・・・」
「あん? 勝算? ンなもんは、“ある”もんじゃねえ。“作る”もんだ」
「ついでにいえば、“何が勝ちか”すら、俺たちが自分で決めるもんだよ」
部下B「……頼もしいお言葉です」
「なるほど、至言ですね。覚えておきます」顔をきょとんとさせた後、納得した
「相手の舞台で、相手に都合のいい勝利条件で戦うアホがどこにいるんだよ、お友達(バディ)。こっちの舞台で、こっちに都合のいい勝ちに引き釣りこむんだよ。ころせるかどうか」
「殺せるかどうかは、まあ、状況次第だが。勝ちを積んでいけば、そのうちチャンスもあるさ」
ジャネッタ「…………」
ジャネッタ「あっりがたいなぁ、“マスターマインド”。今ウチに置いておいて一番頼もしい人材蹴り入れていきやがった」
「そういうことだぜ、ボス。さあ、我慢強く粘り強く。強大凶悪なる黒巣市相手に、ゲリラの戦争をしようじゃないか」
ジャネッタに顔を向けて、言う。
ジャネッタ「ええ。ご安心ください。“都合の良い勝ち”を引っ張り出す策は、もう練ってあります。やりようはありますよ……付け入る隙は必ずありますから」
「そいつは頼もしい」 小さく口笛をならして
さて、先ほどの『隙を見て殺したいヤツらリスト』ですが。
はい。
リストにはそれなりの数の連中が居るが、今回関わるのはただ一人です。
『“アライランス”袁堂 倫一郎』。
この名前を覚えて置いてくださいな。
オーケーオーケー
「解りました」
このリスト。中に載っているのは概ね有能な人材である。あと、手が届くか届かないかは置いておいて、とりあえずかき集めたって感じだ。
そして、全てに共通している事項が一つ――
――資料を眺めつつ。
平谷くんの意識を、少し前の自分に戻そう。
==============================
グランドオープニング4
シーンプレイヤー:平谷 連理
==============================
君はFH訓練施設内において、新規に造られる精鋭部隊への適性検査――多数のターゲットを破壊していくベーシックな訓練を行っていた。
君の成績自体は決して悪いものではない、ないのだが……君より多く壊せるものも、君より大きく壊せるものもいくらでもいた。
後一歩が足りないのだ。
ナイフを振り回しターゲットを破壊していく
「17っ!」17個目のターゲットを破壊して
平均以上のスピードだ。だが、それ以上ではない。
君を一時的に預かっている身である“マスターマインド”は、君の訓練の様子と成績をやや不満げに眺めている。
天船「どうにも、ぱっとしませんわね……彼に『“荷物”を使ったところが見たい』、って言ってくださらない?」
上司が囁く。
――理性など捨てろ。
何が足りないのかは自分でも解っている。軽い身体に軽い獲物。こんなものでは訓練ならいざ知らず、OVには通用しないだろう
試験官「……抜きたまえ、『それ』を。それさえしてみせれば、“マスターマインド”も納得すると思うぞ」
仲間が囁く。
――力だ。もっと力を求めろ。
ゆっくりと壁に立てかけた巨大な剣に向かう
君にとっては守護の象徴たるそれは、何かを求めるように唸っている……少なくとも、君にはそう感じられた。
本能が囁く。
――衝動ヲトキハナテ。
左手で鞘を掴み、右手で柄を持つ
「ハァ……ハァ……」
何かが答えた。
――嫌だ。それを捨てたくない。
カタカタと剣が震える。その振動が徐々に大きくなる
「うぷっ」
左手で口を押さえて蹲る。喉下まできている嘔吐感と争いながら
「うげぇ……げほっ、げほっ」耐え切れなかった
「(先週も無理だった。昨日も無理だった。今日も無理で、たぶん明日も……僕にはもうこの剣を抜くことなんて)」
吐瀉物を吐き出しながら頭の片隅で考える
封印されっぱなしの剣
僕は殻を破ることができなかった。
故に僕は取り残された。
―あの戦場から
嘔吐した君を心配する視線はどこにも無かった。試験官は報告書だけ書き上げて撤収した。
そこには、君を見下ろす“マスターマインド”だけが残っていた
天船「……やっぱり、この一点のみがネックなのですわね……ねぇ、“バーンアウト”」
天船「何故委ねないのですか?ただそれだけで全てを壊せるほどの力を、貴方は持っている筈ですのに」
「僕の……僕の欲望はあの街で燃え尽きてしまったんです。だから“燃え尽きた者(バーンアウト)”」蹲りながら
天船「……なら、FHを降りることも考えることはできたでしょうに。それを選ぶことすらできなかったのですか……本当、哀れですわね」
それが正しかったのか間違っていたのか。それは未だに判らない。
ただ一つ確かなことは、それが死地へと踏み込むきっかけだったことだけだ。
天船「書類上の手続きは後になりますけど……」
天船「きっと、生まれ故郷の空気を吸うのが、一番良い療養になると思いますわ」
その小さな声が君の今後の全てを決定付けた。
次の赴任先。FHにおいては、畏怖と脅威と共に語られる街――
ダブルクロス The 3rd Edition / Conflux
『氷河期に別れを −Homelands−』
――黒巣市。
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マスターシーン
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“マスターマインド”天船巴と、“朗々たる根本原理”ジャネッタ=マクレーン。
この二人の会話は常に部下をつけず、一対一で行われる。
天船が有力なセルリーダーであるための機密保持という面もあるが……
……最大の理由は、「見てられないから」である。
『ともあれ、調子は相変わらずのようで安心しましたわ。ここまでして無駄な労力じゃ悲しいですもの』
「あらあら、わたくしの状況の確認のためだけに態々お電話くださったのですか?意外とお暇なのですね」
『いえいえ、正直未だに貴女が生きていたことに驚きを隠せませんでしたので、主にそこの確認をと』
「へぇー、まさかここに送りつけたぐらいで殺した気になっていたのですか?」
『……』
「……」
『ともあれ、戦闘員を送ったのです。いい加減その 無 駄 に 大 き な 図 体 を動かしなさい?』
ぴきっ。
「ごめんなさいな燃費悪くて。貴女と違って 胸 へ の 栄 養 まで頭には送れませんの」
ぴしっ。
『……っ』
「……っ」
……最大の理由は、「見てられないから」である。
『同情いたしますわ。そのせいで私に政争で負けてそんなところに左遷されたのですもの』
「同情?必要ありませんわ。そのうちこの街を手土産にまたお伺いしますから」
『……本気で帰ってこれるとでも思ってるの?今も犬小屋住まいでしょうに』
「臆病者の貴女には怖くて使えなかったっていう手駒を使えばね、軽い軽い」
『……………………』
「……………………」
『 と っ と と く た ば れ っ つ っ て ん だ よ 、 こ の デ ク ノ ボ ウ ! 』
「 い ち い ち 臭 ぇ 声 出 し て ん じ ゃ ね ぇ よ ク ソ 女 ! 」
『ゴミがっ!』ドシュウゥゥゥ!
「クズがっ!」メキャリッッッ!
「「……あ、やべ、また壊しちゃった」」
……最大の理由は、「見てられないから」である。
ダブルクロス The 3rd Edition / Conflux
『氷河期に別れを −Homelands−』
TO BE CONTINUED NEXT CONFLUX!
そんなわけで、おつきあいありがとうございました。
お疲れ様でした
お疲れ様でした
お疲れでした。
そんなわけで、久々だったからか、かなり時間経ってしまいました、すいませぬ
おつかれさまでした! 零話からとっても楽しかったです
伸びる原因を作って申し訳ないです
明日は回してくよー
はーい
そんなわけで、明日10時から。お付き合いよろしくお願いします。
了解です。
よろしくお願いします
了解です。よろしくお願いします
よろしくお願いいたしますっ
お願いしますー。
このキャンペーンにず〜っと参加していくのですよね 羨ましい限りです
俺はこの1話で熱血系主人公として覚醒せねばならんのです。とりあえずそれが目標
1話目で覚醒か
ハイの中から不死鳥が
わたしはひたすら、戦争おじさんを。UGNとは違う理論でうごくので。
戦争おじさんw
では、明日にそなえて、そろそろ落ちますね
あー……一話で急がなくてもいいのよ……?(何かあまり1話クライマックスに盛り上がりのピークを持ってくるつもりが無かった
おやすみなさいましー。
おやすみなさいませ〜
おやすみなさいませ
…なぁ。戦争おじさん。
俺にどんなロイスを取るつもりだよ!(何
そこらへんは、GMとPLで認識合わせておいたほうがいいなかっておもう > どこがピークか
■有為/敵愾心 w
どっかの低血圧系PCは三話にして覚醒したから大丈夫じゃないかな…(何
利用できるようなら積極的に使っていこうの心w
まかせろ
俺はどこで「これが、これがお前たちのやり方か。UGN!」って叫べば良いんでしょ?
わたしはどう遭遇する・・・のかなぁ
つよいひとにはさからいませんよへこへこ
;。x。) ごめん、エンディング……
罠にかければいいですか
1話の最後か・・・
さて、あらためて、おちるね
まー。おちますねー
おやすみなさ
おやすみなさいまし。
おやすみなさいませ!